こんにちは。
大変長らくお待たせいたしました。
いよいよハウスメーカー選び決定編です。
候補に上がっているのは
1.S社
2.H社
3.Ⅰ社
ハゲたりなんだり色々ありましたが、僕たち夫婦は「I社に決めようか!」と決断しかけている状況でした。
値段が高いとしても、性能や見た目など色々含めて一番後悔しないんじゃないかと思ったのがI社だったからです。
そんな状況の中、各ハウスメーカーとの最終打ち合わせがどのような感じで進んだのか・・・。
◊ S社との最終打ち合わせ
この時僕たちはもうI社にしようと思っていたので
この日は打ち合わせと言いつつもお断りをするつもりで打ち合わせに向かいました。
何度かS社のSさんとの打ち合わせを行ってきたのですが
毎回2~3時間はかかってしまっていたことと、他社批判が多いという部分で
今後も関わっていくのが少し疲れてしまいそうだなと思っていたのがお断りの理由。
住宅自体は丈夫だしデザインも悪くないし、メンテナンス費だって抑えられるしいい家を建てられるとは思うんです。
・・・ですが!営業さんとの相性が合わないなーと。
そしてまぁ、それらを踏まえて打ち合わせの場所へ。
Sさんと挨拶を交わし、さっそくSさんが切り出します。
Sさん「どうですか?お決まりになりましたか?」
僕「はい、色々考えたんですが、I社にしようかと思います」
Sさん「I社!?いやー、I社ですか。んー・・・。どうしてですか?」
僕「実際に見てみて、床暖房とか家の中の雰囲気も気に入って。あとは光熱費とかも抑えられるし・・・。」
Sさん「建具もすべてフィリピン製ですよ?床暖房ももし故障したら床を剥がして直さなきゃいけないことになりますし。」
僕「まぁ、そうかもしれないですけど」
「ここに決めました!」って言ったら「そうですか、わかりました」って引き下がってくれるものだと思っていたら、ここに来てもまだSさんは納得してくれませんでした。
その後もSさんはI社の不安要素を挙げて、全力でI社に決めるのを阻止しようとします。
なぜそんなにI社にするのを止めようとするんだろう・・・。
そんなことを思いながらも
僕「まぁ、たぶんいろいろあるんでしょうけど、何か問題があったとしても、僕たちの責任なので」
Sさん「うーん・・・。」
たしかに以前からSさんはI社だけはやめた方が良いということを何度も述べていました。
業界の中に居る人だけがわかる裏事情なんかを知っているからなんでしょう。
Sさん「今、当社に対して不安があるのはやっぱり金額のところですか?」
僕「んー、そうですね」
まさか、打ち合わせ時間が長くて疲れるとか、他社批判が多くて疲れるとかは言えない。
Sさん「そうですか。もう一度だけ考え直して頂けないでしょうか。」
Sさんは「もう一度だけチャンスを!」というような形で、この日はお断りを受け入れることなく、後日また会うことになりました。
んー、スッと決まらないもんだなー。
断られたら「分かりました、良い家が建てられるといいですね」で済ませてくれればいいのにー。
でも、Sさんは話は長いけど悪い人じゃないし、I社にさせようとしない理由がきっと何かあるんだろうなーと思うと、このままI社に決めてしまうのが怖くなってしまいました。
最後の最後にまたまた迷わされてしまったのでした。
「最終打ち合わせ」という見出しにしておきながら最終じゃなくなってしまいましたね。
◊ H社との最終打ち合わせ
この日の打ち合わせは午前11時から。
場所は住んでる場所から車で5分もかからない建売だったので、10時まで寝てようということに。
そして10時ごろに起きて身支度をしていると、10時20分ごろに営業担当のFさんから電話が。
しかしちょっとの差で出られず、何の電話かなーと考えていると、一瞬嫌な予感が。
慌ててスマホのアプリでスケジュールを確認してみると
○月×日 10:00~ H社打ち合わせ
Σ(゚Д゚;)
10時から!打ち合わせ11時じゃなくて10時から!
夫婦そろって時間を勘違いし、待ち合わせの時間にようやく起きるという大失態を犯してしまいました。
それに気づいてすぐに営業さんに連絡。
急いで準備をして待ち合わせの建売へ。
こんなうっかりミスは学生の時以来です。
僕は専門学生の時、平日を休日だと思い込み学校を無断で休み、朝からメロンパンを作って美味しく頂くという優雅な時間を過ごし、夕方に友達から電話がかかってくるまで気付かなかったことがあります。
その時くらいうっかりしていました。
ちょっと脱線しましたが・・・。
建売に着いた僕らはペコペコと何度も謝罪しながら中へ通されました。
打ち合わせ時間が遅くなってしまったせいで、FさんについてくるベテランのMさんが少ししかお話できないという状況に。
くそう、Fさんだけじゃ心配なのに。
でもまぁ、H社との相談では金銭的なところは余裕があるということがわかっていたので、何をサービスしてくれるとか、間取りはこんなのが良いとか、そんな話をしていたと思います。
結局、お金のところで悩んでいるという話をすると、ベテランのMさんは
Mさん「家はあくまでも『物』なので、古くなったり傷んだりするのが普通なんです。いつかは壊れたりするものなんです。大事なのは中に住む『人間』です。『人間』がダメになってしまわないように、お金を優先して考えるのは大切だと思いますよ。」
詳しくは覚えていないのですが、こんなことを言っていたと思います。
さすがベテランのMさん。言葉の重みが違います。
たしかにそうですよね。
後々後悔しない良い家を建てたいのはもちろんですが、身の丈に合わない金額を払い続けることで、生活が苦しくなってしまったら家を建てた意味が無いですもんね。
僕ら夫婦にズシッとくる言葉を投げかけて、Mさんは予定の時間になり去っていきました。
その後残ったFさんとも話をしましたが、あまりよく覚えていません。
やはり優先すべきところはお金の部分なのか・・・。
◊ I社との最終打ち合わせ
I社に気持ちが傾いていた我々ですが、最終的にどこにしようか考えていた時に、I社の営業担当さんに怪しい動きが・・・。
土地はH社が見つけてくれた所でずっと考えていたのですが
急遽H社から連絡があり、I社がその土地を購入しようとしているとのこと。
そのことについてI社のF+さんに聞いてみると
F+さん「いや、そうではなくて、どうのこうの・・・」
僕「そうですよね」
僕はF+さんはそういうことをする人じゃないと思っていたので、何かの勘違いでそういう風になってしまったんだろうと思うようにしていました。
そして最終打ち合わせの日。
かなり前向きに考えてはいたものの、我々が心配していたのは金額のところ。
3800万に40年ローン。払っていけるのか?
しかもオプションとかでかなり上乗せになることもあるらしい。
決めかけていたとは言え、不安が残る。
それも含めて、F+さんに相談すると
F+さん「大丈夫です!払っていけるんですよ!まずはお金のことは忘れて、建てたい家を建てた方がいいです!」
・・・え?お金のことは忘れてって言われても、それで悩んでるんだからちゃんと安心するようなアドバイスを・・・。
土地の件も色々あったので、なんだかF+さんが怪しく見えてきました。
I社は「仮契約」と「本契約」というように、契約方法が二つあるようで
・土地が決まっていない人は仮契約してから、間取り等を考えながら並行して土地探しをする
・土地がある人は本契約を結んで間取り等の相談を進める
というのが通常の流れのようです。
仮契約の段階なら解約しても最初に払ったお金がほとんど戻ってくるようですが、本契約になるとそうはいかないみたいですね。
「もしかしてF+さんは早めに本契約を結ばせて、解約したとしても少しでも利益になるようにと考えて、土地を押さえようとしたのか?」
何だかお金の不安もぬぐえないし、行動が怪しいし、ここに来てI社に疑念を抱くようになりました。
くそー、なんだかわからなくなってきた!
もう一度考え直す必要がありそうだなと思い、この時にI社に契約のお願いをするのはやめて後日連絡するということに。
◊ 最終打ち合わせの結果
さて、悩みに悩んだ結果、我々夫婦が選んだハウスメーカーは・・・
H社に決定!!
いやー、ようやく決めることができました。
決め手はやはりMさんのあの言葉。
最終的にはやっぱりお金のことが心配になってしまい、無理のない範囲でローンを払っていけるところにしようということになりました。
ボーナス払いなしで、月々8万くらいになりそうだったので、それくらいなら何とかなるかなと。
ちなみにS社もI社もボーナス払い無しだとかなりの金額になっていました。
一つ心配なのは営業担当のFさん。
頼りない感じですが、大体はMさんと一緒に来るので大丈夫だろうと。
あとは、こっちがちゃんと調べてしっかり確認しながら話を進めていけば問題ないだろうと思っていました。
構造上の問題についてですが、おそらく一番丈夫なのはS社だと思います。
軽量鉄骨が入っているので地震なんかでも簡単に壊れることはないでしょう。50年保証とかも付けてるみたいですし。
ただ、今の住宅はほとんど地震に強いように作られているだろうから、どこで建てても変わんないんじゃないかと思ったんです。
本当の耐久性を知るためには、それぞれのハウスメーカーの30~40年前の家をそれぞれ見させてもらえれば一番納得できるんでしょうが、そうはいきません。
まぁ、でも木造でも十分丈夫な家は建つだろうという考えでH社にしました。
メンテナンス費についても、やはり外壁がタイルだったり、特殊な屋根材を使っているS社や、太陽光パネルと屋根一体型のI社が優れているとは思います。
でも調べてみると、今はメンテナンス費が抑えられるサイディング材や屋根材も普及してきているようです。
S社やI社だと、見る人が見ればすぐに「S社・I社の家だ!」とわかってしまいます。
そうなると、なかなかオリジナリティのある家を作るのは難しそうだなぁと思ったんです。
なんか周りと似たり寄ったりの家にするのは嫌だったので・・・。
H社であれば外観等も色々選択肢が広がって楽しそうだなぁと。
◊ まとめ
ということで、H社に決めた理由をまとめてみます。
1.無理なく住宅ローンを返済していくことができる
2.2×4住宅なので地震に強い家を建てられる
3.他社より住宅自体の金額が安いので、後々オプション等で金額が上乗せになったとしても何とかなりそう
4.メンテナンス費を抑えられるサイディング材や屋根材を選ぶことができ、オリジナリティのある家を作れそう
5.打ち合わせ時間がちょうどいい長さで疲れない
6.Fさんに同行してくれるMさんが頼りになる
さぁ、決断するまでは大変でしたが決めてしまえば気持ちが楽になりました。
これでハゲも治ってくることでしょう。
この記事を読んでくださった皆様の中にも、どこのハウスメーカーにしようか悩んで悩んで大変なことになってしまっている方がいることでしょう。
ネットとかで情報を集めてみても
“あっちでは良いって言ってるのにこっちでは悪く言われてる”
なんてことも多いですよね。
何を信じたらいいかわからなくなると思います。
でも結局は、自分の目で見に行って自分で話を聞きに行くことが一番大切だと思いました。
「悪い噂ばかりだったけど実際に行ってみたら案外良かった」ということもあるでしょう。
あとは営業担当さんにもよりますよね。
僕の場合も、もしS社やI社で違う担当者さんだったらそっちに決めてたかもしれません。
という具合に、自分たちにとって何が決め手になるのかはそれぞれ違ってくると思います。
もし家づくりやハウスメーカー選びで悩んでいる方がいれば
ネットの情報だけを鵜呑みにせず、自分で確認するのを怠らないようにしましょう。
ということで、ここまで続いてきたハウスメーカー選び編も完結です。
拙い文章だったとは思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しでも、同じ悩みを抱えた方の助けになれば幸いです。
それではまた。
コメント