子供が言うことを聞かなくて大変。
特にイヤイヤ期に入ってくる2歳前後になると、その苦労は半端じゃないですよね。
どうにかして言うことを聞かせるために、『鬼から電話』というのを使ったことがある方は多いと思います。
我が家でも、何かあるたびに鬼からの電話に頼っていました。
鬼だけでなく、お化けや妖怪、悪魔とか、なんか怖そうなものの名前を挙げて、何とか言うことを聞かせようとしていました。
でもこれ、実は子供への悪影響があると知って、それ以降は出来るだけ頼らないようにしています。
この『鬼から電話』を使いすぎることによって、子供にどんな影響が出たか、ちょっとまとめてみようと思います。
この叱り方に疑問を持たれている方の参考になればと思います。
■ 効果は絶大だけど…。
うちの娘も2歳くらいの時からイヤイヤ期が始まりました。
成長過程で必要な時期、必ずぶち当たる壁だとわかっていても、やっぱり毎日「イヤイヤ!」「ヤダヤダ!」を聞くのは大変です。
ご飯を食べる時。
朝の着替え。
歯磨き。
寝る時。
どんな時でもほぼ必ずイヤイヤが始まります。
そこで試しに使ってみたのがYouTubeにあった鬼からの電話。
するとさっきまでのがウソのように言うことを聞くんですね。
「こんなに効果的なのか!」と思って、何かあるたびに鬼から電話の動画を見せるようになりました。
「鬼呼ぶよ!」「ほら!鬼が来たよ!」などと言って脅かすと、すぐに言うことを聞いてくれるので親が楽なんですね。
完全に親の勝手だったなぁと今では反省しています。
■ 娘がだんだん臆病に
鬼を怖がらなくなると、お化け、それでもダメだと悪魔。
言葉を変えながら、何かで脅かしながら、日々過ごしていました。
すると、だんだん娘がちょっとした音にも過敏に反応するようになってきました。
少し外で聞きなれない音が聞こえたりすると怯えた表情を見せるなど、何かと臆病になっていました。
花火の音なんかも怖がっていて、ずーっと遠くでなっている花火の音を怖がってしがみついてくることもありました。
■ 『鬼から電話』をやめたきっかけ
ある日こんな記事を見つけました。
我が家と同じように、鬼からの電話を使いすぎて、子供が情緒不安定になってしまったというお母さんの相談でした。
うちの子はまだ2歳だけど、この方の娘さんは4歳。
このまま鬼の電話に頼ったり、何かで脅かすような注意の仕方をしていたら良くないなと思い、それ以降は出来るだけ使わないようにしました。
何かで怖がらせたり、脅かすようなり方をやめてからは、以前ほど過敏に怯えることはなくなった気がします。
■ 脅かすことと叱ることは違う
鬼の電話を多用していた時は「何とか親の言うことを聞かせたい」という気持ちが強かったように思います。
ただ、親の都合で子供を操作したかった、もっといえば服従させたかっただけだったんですね。
子供を叱るときは、「なぜ叱られているのか」を子供に分かってもらわなければいけません。
これが一番難しいので、楽な手段として鬼に頼っていたんですね。
先ほどの記事の中でも『脅しの育児には何もメリットが無い』と書かれていました。
鬼で脅かして叱ったところで、子供にとっては「鬼が怖いから言うことを聞く」というだけ。
どうして叱られたかがわからないんですね。
脅かされて育った子は、兄弟やお友達、成長してくると親に対しても「脅し」を使うようになるとのことです。
■ まとめ:子供に鬼からの電話を使いすぎると…
さて、『鬼から電話』を使いすぎるとあまり良くないということがわかっていただけたでしょうか。
もちろんその子の性格や使い方によっても影響は違うと思います。
何かしらの怖いものの存在は必要だという考えもありますよね。
僕もやっぱりイライラしてしまったときに、大きな声を出して子供を驚かせてしまうこともあります。
そのあとものすごく後悔しますけどね。
子供が親の言うことを聞かないのは当たり前。
叱るときは出来るだけ穏やかな口調で、何が良くなかったのかしっかり伝える。
このことを気を付けながら子育てを頑張っていきたいですね。
毎日大変ですが頑張りましょう!
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