「自分の家を建てよう!」となった時の、お悩みポイント。
その一つが"土地選び" ですね。
・どんな土地を選んだらいいんだろう。
・長いこと住む場所だから後悔したくない
・土地選びのポイントは?
最初は「ここにしよう!」と思っていた土地が
時間が経つと「本当にここでいいのか?」と思うようになったり。
他の土地の方が良く思えてきてしまったり。
僕はハゲそうになるくらい悩みました。(というかハゲた)
そんな僕がどういった部分で悩んで、結果的に今の土地に決めたのかを、ポイントを整理しながらまとめてみたいと思います。
同じような悩みを抱えた方の参考になれば幸いです。
■ 土地選びで後悔しないためのポイント
1.場所
まずはなんといっても場所ですね。
土地を選ぶ時には大体、ハウスメーカーの方とかに「○○町から○○町辺りが良いです」っていう希望を言って探してもらったり、自分たちで不動産のHPを見て探すことが多いと思います。
僕たちが考えていた土地の条件としては
✓.実家から近いこと
✓.職場に通いやすいこと
✓.子供が通う学校が遠すぎないこと
という感じでした。
一つずつ説明していきます。
「実家から近いこと」
妻の実家は本州なので、簡単に行き来することはできません。
つまり何かあった時に妻の両親に頼るのは難しいので、せめて僕の両親が近くに住んでいた方が、助かるんじゃないかと思ったのです。
僕も小さい時はじいちゃんばあちゃんに世話をしてもらっていたので、そんな風に考えていました。
購入した土地は実家から車で5分程度のところなので、何かあったときにすぐ行ったり来たり出来るので助かっています。
「職場に通いやすいこと」
これも大事なことですよね。
特に僕たちは北海道に住んでいるので、雪が降ると道路がめちゃくちゃ混むわけです。
夏場は片道20分でも、冬になると1時間くらいかかっちゃうってこともあるんです。
以前住んでいたアパートは、すぐに大きい通りに出られたので、夏も冬もあんまり通勤時間が変わらない場所だったので、家を建てる場所もそんなところがいいなーと考えていました。
「子供が通う学校が遠すぎないこと」
あんまり学校が遠いとかわいそうですよね。
近すぎるのもそれはそれで体力が付かなそうなので、ちょうどいい距離の所があればいいなーと考えていました。
僕の実家から小学校までは片道30分ほどでしたが、校区内でも端っこの方だったので、けっこう遠く感じました。(ちなみに妻は1時間弱かかっていたそうです)
友達と歩いていれば30分くらい別に気にならないんですが、やっぱりたまに歩いていくのが面倒くさくなる時がありました。
ノートに「小学校まで!」って書いて、ヒッチハイクをしたこともあります。
親切なおじさんが小学校まで乗せていってくれました。ありがとう、あの時のおじさん。
2.土地の広さと形状
土地が何坪あってどんな形をしているのかも重要なポイントだと思います。
たとえば60坪程度の土地があったとします。
でも、同じ60坪でも縦と横の距離はその土地によって異なります。
土地Aのように、正方形とはいかないまでも縦横比のバランスが良い土地もあれば
土地Bのような、少し細長い土地もあるわけです。
このように見てみるとAの方が、間取りとかは考えやすそうな印象がありますよね。
新しく造成された土地なんかは、Bのような形の所が多いような気がしました。
Bのような形だと、隣の家との距離がかなり近くなってしまうため、なんとなく圧迫感があるので、出来るだけAのような形状の土地を探すようにしていました。
後々、お庭を作るときのことも考えておくと良いと思います。
3.土地の値段
これも大事なことですよね。
人によっては一番優先すべきことなのかもしれません。
やはり同じ坪数でも、安い土地もあれば高い土地があるわけですね。
おそらく周辺環境の良し悪しや、人気があるかどうかというところで変わってくるのでしょう。
僕らが最初に見つけた土地は、約60坪で700万円でした。
他にいろいろ調べてみると、同じ60坪で800~900万円のところや、50坪くらいで700万円の所もあったので、60坪で700万円だとけっこう安い方だと思います。
保育園や小学校、中学校も近いし、買い物にも行きやすい場所だったので、なぜそんなに安かったのかはわかりませんがラッキーでした。
ただ、土地の値段だけを気にしていると結果的に高くついてしまう場合もあります。
それについては次の項目で・・・。
4.地盤の丈夫さ
さて、安い土地が見つかっても結果的に高くついてしまうとは、どういうことか。
それは、地盤の丈夫さが関係してきます。
日本は地震大国なので、耐震に対しては非常に力を入れていますよね。
そのため、家を建てるときは必ず「地盤調査」というものを行うことになっています。
その土地に家を建てるにあたって地盤がしっかりしているかどうかを確かめる調査ですね。
地盤調査を行った結果、もし地表近くの地盤が柔らかく不安定だった場合は、「パイル工事」というものが必要になります。
パイル工事とは、固い地盤まで杭を打って、その杭で家を支えて、地震に耐えられるようにする工事のことです。
そして、このパイル工事の怖いところが「地盤調査をしてみるまで、どのくらいの深さまで杭を打つ必要があるかわからない」ということです。
パイル工事は、杭を打つ本数や深さによって、金額も上乗せされていきます。
つまり
地盤調査の結果次第では、土地の金額に何十万ものパイル工事の金額が上乗せされる可能性があるということです。
怖いですよね。
700万で土地を手に入れたと思っても、パイル工事でプラス80万かかるとかっていうこともあり得るわけです。
逆に、750万の土地でパイル工事が必要ないっていう場合もあります。
僕が話を聞きに行ったハウスメーカーは全て、契約後に地盤調査を行うということだったので、パイル工事がいくらかかるのかというのは、ほとんど予測出来ませんでした。
契約前に地盤調査をしてくれるところってあるんですかねー。
あれば予算の相談とかもしやすくなると思うんですが・・・。
ハウスメーカーによっては、土地の周辺情報などを把握していて
「隣の土地の地盤は丈夫だから、おそらくパイルは必要ないと思いますよ」
とかっていう情報をくれるところもあります。
ただ、それはあくまでも周辺情報からの予測なので、実際に地盤が丈夫かどうかは調査してみないとわからないとのこと。
それでも、ある程度、土地の地盤の丈夫さを調べる方法があります。
こちらのサイトでは住所を入力することで、周辺の地盤の丈夫さを調べることが出来ます。
あまり詳細は部分は把握できませんが、大まかな情報を知る上では十分役立つものかと思いますので、利用してみると良いと思います。
5.日当たり
日光が部屋に入ってくるかどうか。
ここも僕はとても気にしていたポイントです。
といっても、今の土地に決めたときも、最初は日当たりはそんなに気にしていなかったんです。
気にしていなかったというか、まぁ普通に日は入るだろうと軽く考えていたんですね。
でも下の図を見てください。
東から西まで周りの建物に囲まれてしまっているとわかってから
「うちには本当に日の光が入ってくるんだろうか・・・」
という悩みに苛まれることになりました。
幸い図の右側の2階建て一軒家の間が空いていたので、ちょうど南側にあたるその部分から日光は入ってくるだろうと予想はしていたのですが、それすら何だか怪しく思えてきてしまっていました。
一年間の日光の動きを計算できるサイトを使って調べてみてもいまいちわからず・・・。
日光の入り具合は、冬の光熱費にも関係してくると考えていたので、簡単な気持ちで決められないなと思っていました。
なので、購入を検討している土地に何度も足を運んで、日の当たり具合を確認しました。
また、一度だけでなくいろんな時間帯に何度も確認しに行くことをお勧めします。
「この時間だと居間にはこれくらい日が入るなぁ」とか「冬は太陽が低くなるから寝室には朝日が入らないなぁ」とか、いろいろ考えながら確認しにいくのが良いと思います。
6.周辺の雰囲気
これも、少し気になった部分ですね。
新しく造成された土地だと、周りの家も新しい家が多く、さらに住人も同年代の人たちが多いということが考えられます。
昔からある住宅地にポツンと空いた土地になると、周囲には古い家もあれば新しい家もありばらつきがあります。
そんな中に引っ越すとなると、近所の人に上手く溶け込めるんだろうかとかいろいろな不安は出てきますね。
僕の場合、最初は新しい家が並んだ、綺麗な街並みの所に住みたいなーとは考えていたんですが、他の前述した色々なポイントと合わせて考えた結果、周辺の雰囲気はそれほど気にせずに決めることになりました。
■ まとめ
という感じで、土地を選ぶとなった時に気になるポイントはたくさんありますよね。
僕の場合もそうでしたが、前述した条件がすべて完璧!っていう土地は100%無いと思います。
大事なのは優先度を決めて、妥協できる部分とそうでない部分をしっかり決めた上で検討していくことだと思います。
悩んでるときはめちゃくちゃつらいですが、悩んだ甲斐あって結果的には良い土地を購入することが出来たなと感じています。
あとから後悔しないように、ハゲるくらいじっくり悩んで決められると良いと思います。
後悔しないためには、しっかり悩むこと!
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