鉄のフライパンと聞くとどんな物をイメージしますか?
- 重い
- 焦げ付きやすい
- 手入れが面倒くさそう
そんなイメージを持っている方が多いのではないかと思います。
そうでしょうそうでしょう。
たしかに一般的な鉄フライパンというと、そういったものが多いような印象で、欲しいと思いつつも手が出しにくいという方もいらっしゃるでしょう。
そんな方々に朗報です。
鉄フライパンの概念を覆す、新時代の鉄フライパンがあったのです。
その名も
岩鉄鉄器の「ダクタイルパン」
今回はそんな素晴らしい鉄フライパン、岩鉄鉄器の「ダクタイルパン」を紹介させていただきます。
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■岩鉄鉄器「ダクタイルパン」の魅力
✓手入れが簡単
まず、このダクタイルパンのすごい所は、手入れが簡単なんです。
一般的な鉄フライパンは使った後、洗って、火にかけて水分を飛ばして、油を塗って…。というちょっと面倒な工程があります。
しかしダクタイルパンはたわしでゴシゴシ洗った後、水切りかごに入れておくだけで良いというのです。
そんなことしたらすぐに錆びてしまうのでは?
そんな風に思いますよね。
このダクタイルパンは、「窒素加工」と「酸化加工(意図的に鉄を黒く錆びさせる加工)」を組み合わせるという独自の技術により、フライパンを「これ以上錆びない」という状態にしてあります。
錆びには黒と赤の2種類があり、黒錆は鉄を守る錆、赤錆は鉄を腐蝕させる錆だと言われています。
黒錆は赤錆を防ぐ性質があり、ダクタイルパンは全面に黒錆加工がしてあるため、所謂サビ(赤錆)が付きにくくなっているのです。
そのため使い終わった後に火にかけて水分を飛ばす必要もないのです。
✓驚くほどの軽さ
岩鉄鉄器のダクタイルパンが届いて、箱を持った瞬間「…あれ?これフライパン入ってるの?」と思うほどの軽さでした。箱を開けたらちゃんと入ってました。
そして持ってみてまたびっくり。
軽い。重さはなんと1kg。
…と言われても、鉄フライパンを使ったことのない方はピンとこないかもしれませんが、同じサイズで倍以上の重さのものもあるそうです。
この岩鉄鉄器のダクタイルパンは、「薄い」「軽い」「強い」を実現させるために「薄肉化技術」というものを開発。
その結果、従来の鋳物製品の約半分の薄さと軽さを実現させることが出来たといいます。
この軽さならチャーハンや野菜炒めなど、フライパンを振るような料理をしていても腕に負担がかかりにくいです。
✓食材が焦げ付きにくい
鉄フライパンというと食材が焦げ付いてくっつきやすいというイメージがありますよね。
この岩鉄鉄器のダクタイルパンは、錆止め塗装のみならず、焦げ付き防止用のテフロン加工やフッ素コーティングもされていません。
それでも焦げ付きにくいのには、やはり岩鉄鉄器独自の技術なんですね。
先ほども出てきた「窒素加工」により鋳物表面にものすごーく細かい凸凹が形成されるそうです。
その凸凹によって、食材とフライパンの接触面積が少なくなるため、油なじみが良く焦げ付きにくくなるというわけです。
とは言っても長時間食材を火にかけてしまったり、火が強すぎたりするとやはり焦げ付きは避けられません。
それでもぬるま湯を掛けながら、たわしでゴシゴシすればそれほど苦労せずに焦げを落とすことができるため、それほどストレスには感じないと思います。
✓取っ手が熱くなりにくい
鉄で作られているフライパンは、取っ手の部分まで鉄なので、熱くなって素手で持つことが難しいものもあります。
しかしこのダクタイルパンは、取っ手部分に小さな穴が開いているため、取っ手まで熱くなりにくいんだとか。
注意してほしいのは熱くなり “にくい” というところ。
使ってみて分かったのですが、熱くならないわけではありません。
強火で長時間料理しているとさすがに段々熱くなってきます。
それでも素手で持てる程度の熱さなので、他の鉄フライパンに比べたら全然熱くならないです。
■岩鉄鉄器「ダクタイルパン」を初めて使うとき
面倒な手入れが必要なく、シーズニングという使い始めの処理も特に行わなくても良いということですが、同封されていた紙に「一番最初に使用する際のポイント」が書かれていました。
公式サイトの「よくある質問」を見ると、シーズニングは不要と書かれていますが、やはり最初の「油をなじませる作業」は行った方が良さそうです。
やってみるとそれほど面倒な作業ではないので紹介します。
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まず中性洗剤を付けたたわしで全体を洗ってほこりやチリなどを綺麗に洗い流します。(たわしも付属していました。)
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ダクタイルパンを2~3分、中火にかけます。
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うっすら煙が出てきたら弱火にして、大さじ3くらいの油を入れて、5分ほど全体に油をなじませます。(僕の場合、煙は出なかったのですが、それでも特に問題ないようです)
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火を止めてキッチンペーパーで調理面全体に油を塗りこむようにして拭き取ってください。(裏側は必要ないです。)
これで下準備は終わりです。そんなに手間じゃないですよね。
このまま料理をする場合は、フライパンを十分温めてから(うっすら白い煙が上がるくらい)、必要なだけの油を入れて料理してください。
なお、一番最初の料理が揚げ物だったり、アヒージョなどの油を大量に使う場合だと、この油をなじませる工程は省いて良いとのこと。
■岩鉄鉄器「ダクタイルパン」を洗うとき
洗い方はとても簡単です。
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使用後、温水を流しながらたわしでゴシゴシ洗います。(金たわしやスチールウールはダメです。表面の加工が剥がれてしまいます。)
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もし汚れが気になるようであれば洗剤を使っても大丈夫です。
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汚れが頑固な場合は、水を沸騰させると落ちやすくなるようです。
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洗った後は自然乾燥でOKです。(僕は早く乾かしたいので、中火にかけて水滴を飛ばしています。置いておくスペースもあまり無いので…。)
※2,3を行った場合は、馴染んだ油が落ちてしまうので、もう一度「油をなじませる作業」を行う方が良いそうです。
まぁ、簡単に言うとたわしでゴシゴシして乾かしておけばいいのです。
通常の鉄フライパンだと使うたびに油をなじませる作業をしなければいけないようですが、それが必要ないということで、かなり使用するハードルは下がりますね。
■「ダクタイルパン」か「ダクタイルディープパン」か迷いどころ
この岩鉄鉄器のダクタイルパンを購入すると決めてから少し悩んだのがサイズ。
岩鉄鉄器のフライパンは大きく分けて2種類。
18㎝、22㎝、26㎝と3つのサイズから選べる、浅めの「ダクタイルパン」
サイズが24㎝しかない、深めの「ダクタイルディープパン」
個人的に大きめのフライパンが欲しかったので、26㎝のダクタイルパンにするか、ダクタイルディープパンにするか迷っていました。
結局、ダクタイルディープパンの方を購入したのですが理由は以下の通り。
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浅めのフライパンはすでに持っていた。
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深めの方が色々な料理に使えそう。(焼く、煮る、炒める、何でも出来る。)
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容量が多いので、たくさん作るときに便利そう。
■まとめ:岩鉄鉄器のダクタイルパンは鉄フライパンを使ったことが無い人にもオススメ!
岩鉄鉄器のダクタイルパンの魅力は伝わったでしょうか。
ずーっと鉄フライパンが欲しくて探していた僕にとっては運命の出会いでした。
- 重い
- 焦げ付きやすい
- 手入れが面倒くさそう
たくさんの人が昔から抱いていたであろう鉄フライパンの悪いイメージを払拭する新時代の鉄フライパン。
それが岩鉄鉄器のダクタイルパンです。
我が家では購入してから毎日使っています。
これで作る目玉焼きやチャーハンが美味しいのです。
料理があまり好きではない奥さんも「このフライパンなら使いたくなる」と話していました。
まだ鉄フライパンを使ったことが無い方も、新しいフライパンの購入を考えている方も、このダクタイルパン、一度使用してみてはいかがでしょうか。
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