今回は、もうすぐ10カ月になる娘に作った木のおもちゃを紹介させていただこうと思います。
(作成したのは8か月頃だったかも・・・)
それほど費用は掛かりませんが、手間はちょっとかかります。
でも、手間をかけて作った分、子供がそれで遊んでくれているのを見ると
ものすごい達成感と満足感を味わえるので、もし興味のある方は作ってみてください!
材料紹介
既に加工済みの写真で申し訳ありませんが・・・。
すべてヒノキ材です。
・板材 ・・・ 今回は厚さ10mmのものを購入。サイズはいろいろ売ってたので適当にちょうど良いのを買ってきました。作りたいサイズに合わせて材料を調達してください。
・丸棒 ・・・持っているドリルの直径に合わせた棒を用意してください。
・木球 ・・・楕円形なので正確な直径はわかりませんが、おそらく20~30mmほどの木の球。
リンクのものとは違いますが、僕はすべてホームセンター(ホーマック)で購入出来ました。
道具紹介
次に使用した道具を紹介します。
・インパクトドライバー ・・・ドリルを使用するために必要です。
・木工用ドリル ・・・使用する丸棒の太さと合わせてください。
・ドリルガイド ・・・木材に対して垂直に穴を開けるために必要です。
・木工用ボンド ・・・木材の接着に使用。タイトボンドを使いました。
・クランプ ・・・木材を圧着させるのに使用。
・ノコギリ ・・・木材を切断します。小さいものを作るので、小さいノコギリで良い気がします。
・小刀 ・・・ 木材の形を整えたり、角を落とすために使用。
・紙やすり ・・・240~400番くらい。
作り方
1.板の切り出し
それでは作り方を説明していきます。
まずはヒノキの板をカットしていきましょう。
円盤状にする前は普通の四角い板です。
これを少しずつ丸い形に近づけていきます。
少しずつ角を切っていって・・・。
とりあえずこんな形にしていきます。
2.穴あけ
次に、丸棒を入れるための穴を開けていきます。
今思うと、木材をカットする前に穴あけを行った方がやりやすかったですね。
ドリルガイドに付属しているポンチで位置を決めて
クランプでしっかり固定してから、ポンチを一度取り外します。
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8mmドリル用ガイド -
ドリルにガムテープ
次にドリル用の筒を取り付けて、ドリルで慎重に穴を開けていきます。
貫通してしまわないように、ドリルには「ここまでの深さだよ!」っていう印でガムテープを切って貼っています。
無事に穴を開け終わりました。
なかなか大変な作業ですが丁寧に行っていきましょう。
この穴に丸棒を差し込むのですが、貫通しないように5mm程度の深さにしました。
この時の穴あけがずれてしまったり、垂直に開けられなかったりすると
最後に失敗してしまうので慎重に行いましょう。
(一つ目に作ったおもちゃは、穴あけを適当にやった所為で失敗しました。)
3.板を成形する
次が一番大変な作業です。
先ほど大雑把に切り出した板を、丸い形に成形していきます。
削っていくときに使用するのが小刀という道具。
写真を撮るためにこんな持ち方をしていますが、しっかり両手で持ってくださいね。
カッターで鉛筆を削る動作に似ているかもしれません。
少しずつ線に沿って削っていくとこのように綺麗な丸になります。
木目によって、スッと削れる時と、なかなか刃が進まない時があるので
引っかかる感覚があるときは、別の向きから削ってみると良いです。
いずれかの向きで刃が進みやすくなるはずです。
こんな感じでもう一つの板も削っていこうとした瞬間・・・。
固定する手に力が入りすぎて板が割れてしまいました。
幸い綺麗に割れてくれたので、ボンドでくっ付けることに。
ボンドを付けてクランプでしっかり圧着。
乾くまで待ってから作業再開です。
何とか割れた個所も目立たなくなり、綺麗に削ることが出来ました。
縁の部分も角を落としています。
4.棒を切る
次は板と板を繋ぐ棒を切っていきます。
丸棒を長さをそろえて8本用意しました。
棒の両端が板に5mmずつ埋め込まれるのを考慮した長さにしてください。
これは長さ6cmです。
5.やすり掛け
表面が滑らかになるようにやすり掛けをしましょう。
240番→400番くらいのやすりを使えば良いと思います。
僕は更にサラサラにしたくなるので800番くらいまで使いますが・・・。
これですべての材料が揃いました。
赤ちゃんでも安心して触ったり口に入れたりできるように
角は出来るだけ落としておきましょう。
6.オイル塗装
組み立てる前に、木材をオイルで塗装しておきます。
植物性の食用オイルでも良いので、表面に塗っておくと汚れなどに強くなるそうです。
今回使ったのは普通のオリーブオイル。
布に染み込ませて少しずつ塗っていきましょう。
オリーブオイルはちょっと乾きにくいようなので、塗って拭き取ってを何度か繰り返し、しっかり乾燥させる方が良いみたいです。
手前が塗った後、奥が塗る前。
オイルで塗装すると木目も浮き出て綺麗になりますね。
こんな感じですべて塗り終わりました。
えごま油とかの方が乾燥しやすいらしいので
もしベタベタ感が気になるようであればそちらを使った方が良いかもしれません。
7.組み立て
あとは組み立てる作業だけです。
丸棒の先端にボンドを付けて、円板の穴に差し込んでいきます。
ボンドがはみ出た部分は濡れた布で拭き取ってください 。
8本全部差し込んだらこんな感じ。
もう一つの円板の穴にもボンドを流し込んで、さっきのと組み合わせれば・・・。
完成!!
完成しましたー!
いいですねー。
木目もきれいだし、丸みがあって触ってて気持ちよさそう。
ヒノキの良い匂いもするし、振るとカラカラ心地良い音がします。
まとめ:赤ちゃんの手作りおもちゃ
さて、今回は赤ちゃん用のおもちゃを作成してみましたが
実は今回の作品は3つ目です。
過去の作品と並べた写真がこちら↓
右から、1号、2号、3号(今回の)となっています。
1号は、穴あけは適当だし、丸く成形出来てないし、色もなんか汚いし
完全に失敗作ですね。一応無理やり形にはしましたけど。
2号は割と成功した感じだったんですが、ちょっと形を細くしすぎて、木球の遊びがなくなってしまい、思ったより音がしませんでした。
それらを踏まえて完成したのが今回の3号というわけでした。
やっぱり良いものを作るには失敗するのも大事ですね。
頑張って作った甲斐あって、子供も遊んでくれました。
そういうのを見ると他にも色々作りたくなっちゃいますね。
木を削ったりするのは大変ではありますが、個人的には好きな作業でした。
小刀で成形するのは危険を伴うので、怪我をしないように十分注意してください。
卓上糸鋸とかがあれば簡単に円形に切り出せるんだろうなー。欲しいなー。
ということで手作りおもちゃに興味のある方は是非作ってみてください!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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